相続に対する絶対的な興味をもつこと
ひと頃、よく聞かれた言葉です。「うちは大丈夫だよ」「揉めるほど財産がないから」「相続税かからないし」「土地を売って税金払えばいいよ」「まだまだ、若い者には」 私には、どれも、ご自身の相続に対する純粋で絶対的な興味がない言葉に感じます。残念ながら、ご相続人の皆様が困惑している現場にあなたはいません。相続人を諭すことも、なだめることも、釈明することも、叱ることもできません。そう、あなたは、すでに亡くなっているのですから。
共有名義の解消をすること
不動産の共有は、時間が経つにつれ、事情が複雑化します。よほどの事情や計画がない限り、不動産は単独所有とすべきです。多少の損や費用は覚悟してでも解消することをお勧めします。たとえば、兄弟姉妹間の共有は、いずれ兄弟姉妹に相続が発生すると甥や姪が当事者になります。親族間の力関係や世代間のギャップ、権利意識の違いもあって話し合いはまとまりません。「売却して住宅ローンを返済したい」「借入のため担保として提供したい」「親から受け継いだ財産は、絶対に売却しない」と共有者の考えが交錯するばかりです。
時価貸借対照表で実行済みの相続税対策を検証すること
既に実行済みの相続税対策やこれから実行予定の相続税対策を考える上で大事なことは、時価貸借対照表にどう影響が現れるか?です。確かに目先の相続税は下がるかもしれません。しかし、重要なことは、良好な財政状態を保つことができるのか?という考え方です。
〇相続に対する純粋で絶対的な興味を持ってください
〇人間ドックを受けて残された時間を把握します
〇経歴書を作成します
〇戸籍調査で法定相続人を確定します
〇相続関係説明図を作成します
〇養子縁組をします
〇認知をします
〇相続人の廃除をします
〇事実婚は入籍をします
〇離婚・再婚・養子縁組・相続人死亡の方は注意が必要です
〇頼れる専門家を指定します
〇財産・債務の棚卸で財産状況の健康診断をします
〇時価貸借対照表を作成します
〇時価貸借対照表で相続税対策を検証します
〇相続放棄や限定承認を指示します
〇金銭貸借・賃貸借・贈与等の契約書類を作成します
〇保証・連帯保証・身分保証等の契約書を整理します
〇年間契約の解約手続先をリストアップします
〇引きずっているバブルの損失を精算します
〇遺品の整理をします
〇遠隔地や旧勤務先、お付き合い、その他休眠口座を解約します
〇タンス財産を開示します
〇名義預金を整理します
〇先代名義・未登記のまま放置してある財産の名義を変更します
〇隣地境界確認をします
〇土地の実測をします
〇土地の評価をして減額要因をリストアップします
〇分筆または合筆をします
〇セットバックを区分します
〇不動産の共有を解消します
〇自社株を毎期評価します
〇名義株を整理します
〇定款を変更します
〇議決権割合を確保します
〇役員借入金を精算します
〇美術品や貴金属の鑑定と査定をします
〇国等へ寄付します
〇滞納している税金を支払います
〇亡くなった後の借入返済計画を立てます
〇個人の保険を活用します
〇法人の保険を活用します
〇保険契約を見直します
〇公正証書遺言を作成します
〇予防的な自筆証書遺言の作成について
〇遺留分の生前放棄をします
〇死因贈与契約を結びます
〇相続時精算課税制度で生前に相続を実現します
〇遺産分割案を作成します
〇生前相続税申告書を作成します
〇相続人ごとに相続税の納税手段を検討します
〇両親・配偶者・未成年・障害者・ペットの生活設計をします
〇会社の後継者を指定します
〇個人事業者は緊急時の業務引継同業者を指定します
〇過去の贈与履歴を整理します
〇無申告の贈与を申告します
〇寄与分を整理します
〇特別受益を整理します
〇財産管理委任契約を検討します
〇法定後見制度を活用します
〇任意後見制度を活用します
〇墓地・墓石の購入をします
〇葬儀の生前予約・スタイルを指定します
〇検体や臓器提供、尊厳死、エンバーミングを検討します
〇人間関係のトラブルを解決します